最近あるフランス人の友人にビックリすることを言われました。
私たちは英語を使ってコミュニケーションをとるのですが、友人の言葉があまりにも説明不足で、私が誤解してしまったことが原因でした。
私が
“I know English is uncomfortable to us. It’s not our first language .
But we have to try it for good communication.”
「英語が母国語じゃなくて使いづらいのはわかるけど、お互い努力して伝え合おうや!」
と言ったことに対して
“English is very easy, a language for babies
I use English with you because it’s our only common language but I hate this language. Too poor and ugly”
「英語はイージーすぎて赤ちゃんのための言葉のよう。貴方との唯一の共通言語だから使うけど、私は嫌い。表現が乏しいしダサい」
ですって。(訳のニュアンスが違っていたらすみません)
What the hell !?
って自然に口から出てきたのは初めてでした(笑)
普通に傷つくじゃないですか。
こっちは必死こいて英語勉強してるんやぞこら!と思ったんです。
これはカルチャーギャップかもしれない
その時にふと思い出した知識がありました。
「フランスでは英語を喋っても無視されるらしい」
これ結構よく言われてますよね。
今の時代にそんなことやってたらビジネスにもならないだろうし、
実際は話してくれる人の方が多いのだと思いますが、カントリーサイドの人や昔気質の人だったら今もそういうポリシーを持っていても不思議じゃないです。
その思考のもとで教育を受けたり、そのコミュニティーの中で育ったら、価値観がどのように形成されるかは想像がつきます。
それは「その国の文化を踏まえた、その人個人のパーソナリティ」ですよね。
つまり最初の会話を見て「フランス人は冷たい」だとか「英語も話せない私なんて」などというジャッジメンタルな発想を持つ必要は全くないんです。
その人個人の意見であって、あくまでお互いを正しく理解するために相手が教えてくれただけ。なので私もこの人はこういう考えを持っているというだけで、私を攻撃している訳ではないんだな〜と思うようになりました。
もちろんフランス人としてのプライドをもって、アジアンである私にマウントをとってきているのかもしれません。
でももしそうだったとしても、イージーといってた割にその人が使っている英語は間違いが多くて、結局マウントも取りきれてないです。
そして私は私たちが使っている日本語のことも、複雑かつ美しい言語であると思いますし、その奥の深さを誇りに思います。
なのでそこに対して劣等感を覚える必要は全くないです。
文化を理解することは、その人個人を理解すること
個人を理解するためには、育ってきた環境と文化を理解すること
本当に当たり前なんですけど、
切っても切れない関係なのだと確信をもって体験できた出来事でした。
カナダに行く前に気づけてよかった〜!!
その友人にも本当に感謝です。
思ってることちゃんと伝えられていますか?
余談ですが、しょっぱなの会話で私は「もっと努力して行こうよ!」と相手に対して要求をしています。
これが実は自分的にはとても難しくて。
自分のパーソナリティ含め、ダイレクトに意見を伝えることがとっても苦手なんです。
別に優しい人間だからではないです。
相手が傷ついてしまったら、自分を嫌いになってしまうかもという恐怖からです。
嫌われるのが怖くて言えないんです。
これこそダサい。
なので英語を使っているときは、ダイレクトパーソンになるぞ!とかなり意識しています。
なぜなら英語圏の人々は回りくどい言い方に非常にストレスを感じてしまうから。彼らと良いコミュニケーションを築くには、ストレートに伝える事が「相手の為を思う」ということになるのです。
もちろん、「本当のことを伝えたいだけなの。だから悪く思わないでいて
ね」と前置きを入れる日本人らしさは忘れません。
それが私のパーソナリティなので、それを伝えることによって相手は私という人間の性格を知る事ができるんだと思うからです。
どうですか?
私は少しは成長できているのでしょうか。
同じ日本人同士でも、知ると伝えるのバランスをうまく取りながら、可能な限り偏見を持たずに正しく相手を理解していきたいですね!
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